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(再掲載)著者からのコメント

昨年9月、八王子市のスーパーの警備員(61歳)が通り魔に刺殺されるという悲惨な事件が発生しました。逮捕された犯人は、刑務所を出所して措置入院となり、6月に退院したばかりでした。

八王子市内では過去にも大和田町で、3人のスーパーの女性店員が、閉店後の事務所に侵入した強盗によって拳銃で射殺されるという残忍な事件も発生(1995730日)し、未だに犯人は逮捕されていません。

そして、世田谷区では、4人家族の全員が惨殺されるという事件(20001230日)も起きましたが、それも未解決のままです。 

いったい、この国の治安はどうなっているのでしょうか。刑務所などの矯正施設が正常に機能しているとは思えません。刑法に不備・不条理が内在し、犯罪者の人権偏重主義に起因している実状を、この『真夜中の看守長 ルナーミッション』の中で、フィクションという図式で描きました。

今年の2月20日、「光市母子殺害事件」の犯人である被告の元少年に、最高裁は死刑の判決を下しました。この事件で、奥さんと生後11ヶ月のお子さんを亡くした本村洋さんは、「この判決に勝者なんていない。犯罪が起こった時点で、みんな敗者だと思う」と、判決後にその悲痛な心境を語りました。

本村さんは、同様に妻を殺害された元日本弁護士連合会副会長岡村勲さんらと共に犯罪被害者の会を設立し、犯罪被害者の権利の確立を呼び掛け、犯罪被害者等基本法の成立に尽力しました。「何もしなければ始まらない。小さな一歩でも始めれば、社会が変ると実感できた。司法制度を変えることができたのは良かったと思う」とも言っています。

私もその本村さんの訴えには共感します。本書執筆のきっかけは、まさに同事件の発生にあります。現職の刑務官として、罪を犯 した者を処遇する立場から、その凶行には義憤を覚えずにはおれませんでした。

私は、凶悪な犯罪が後を絶たない現実に対する問題提起としてこの小説を執筆しました。読者の皆さまにおかれましても、「刑法の厳罰化」という著者の『仕置き』に賛同され、『立法化』に向けて参画されることを願っています。

2012年3月1日
Ryuichi Kawamura
河村 龍一

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